生活科学部 食生活科学科 健康栄養専攻 4年
(2026年4月より食科学部食科学科健康栄養専攻)
(東京都 多摩大学目黒高等学校出身)
※インタビュー内容・情報は取材時のものです
Q1この学科で学ぼうと思ったきっかけはなんですか?
自分と同じ悩みの人に
寄り添える人材になりたくて
私はアトピー性皮膚炎やアレルギーでつらい思いをしたため、専門知識を身につけ、いつかは私と同じように困っている人をサポートしたいと考えていました。また、中学校から運動部に所属していたため、運動サポートにも関心がありました。健康栄養専攻では、栄養士としての栄養や食、臨床などの専門知識だけでなく、健康運動栄養実践指導者として運動や健康の観点からも幅広い知識や技術を学べる点に魅力を感じ志望しました。この専攻では「健康とは何か」という、生きていくうえで最も大切な課題をさまざまなアプローチで向き合い、学ぶことができます。
Q2特に印象に残っている授業はなんですか?
「解剖生理学実験」で知識を深め
命について考えました
「解剖生理学a,b」の座学の履修後に受講する「解剖生理学実験」では、栄養学的に重要な歯や胃の細胞組織を顕微鏡で観察したり、ラットを解剖して臓器の位置を確認したりします。実際に観察することで、体内で固有の役割を持つ細胞の働きや組織の成り立ち、各臓器の位置や他臓器との連携など、座学で学んだ内容をより一層深く理解することができました。また同時に、生物の神秘や命の大切さを考えるきっかけにもなりました。体の仕組みを知ることは健康を考える上で欠かせない学びです。この実習で得た経験を、今後の学びや実践の場で必ず活かしていきたいと思います。
Q3各年次での学びを通じ、どんな感想を持ちましたか?
基礎から段階を経て応用へ
学びには仲間との協力も大切
1年次には生物学や実験、調理技術など、栄養士の基礎となる幅広い知識を学びました。文系出身の私にとって理系科目は挑戦でしたが、新たな発見があって楽しかったです。2年次からの健康運動実践指導や栄養教諭の授業では、実技テストや模擬授業を通じて実践的なスキルを磨きました。3年次は実習が中心で、これまでに修得した知識の応用を身につけていく過程で、仲間と協力する大切さや楽しさも実感しています。卒業論文では古代食の研究に取り組み、食文化の歴史を掘り下げて、現代の食生活や健康にどう応用できるかを探るつもりです。
Q4将来への希望と、本学での学びから社会に出た後役立つと思う考え方やスキルはありますか
挑戦できる環境で得た
日常生活にも活かせる知識とスキル
多方面から健康を支える力を育むこの専攻の学びは、将来の仕事だけでなく、家族や友人の健康管理にも役立つと実感しています。食品と健康をつなぐ知識とスキルを、これからのキャリアはもちろん、日常生活でも積極的に活かしていきたいです。また、部活やサークル活動の経験も自分を成長させてくれたと感じます。特に自分自身が変わったと感じるのは、新たなことに挑戦する一歩を踏み出せるようになったことです。これは大学の先生の指導や切磋琢磨できる仲間、支援してくれる職員の皆さんなど、やりたいことの実現を応援してくれる環境があってこそだと思います。
Q5これから実践女子大学を目指す高校生たちへのメッセージをお願いします。
幅広い知識やスキルは仕事にも
日常生活にも活かせます
健康栄養専攻は、食品や栄養、健康、運動、食育など幅広い知識を学べて、専門性と実践力をバランスよく養える点が大きな特長だと思います。栄養教諭や栄養士の他にも、健康運動実践指導者などの資格取得に向けた授業も充実していて、就職活動で選択できる職業の幅が広いことも魅力です。実技や模擬授業を通じて、「学んだ知識を実際にどう活かすか」が体験でき、自分の成長を実感する機会もたくさんあります。学んだことは就職以外にも自分の身近な生活に活かせることばかりで、より良い生活を考えるきっかけにもなります。将来のキャリアを見据えつつ、実生活にも活かせる知識を身につけたい方におすすめです。