食科学部(仮称)

食科学科[食デザイン専攻(仮称)・健康栄養専攻(仮称)
管理栄養学科(仮称)
(2026年4月設置構想中)

 

食科学科

食デザイン専攻(仮称)

入学定員75名

Keyword
  • 食ビジネス
  • 食サイエンス
  • 食品開発
  • 家庭科教諭
1
食に関する基礎知識とフードビジネスとを関連づけて学べる。
2
調理技術、ビジネス、食科学と、文理にまたがった幅広い学びを展開。
3
食文化と調理技術を学び、メニュー開発に必要な問題解決能力を身につける。
食の基礎知識をもとに「ビジネス」や
「マーケティング」「フードサイエンス」など
広い分野を関連づけて学ぶ

食に関わる基礎知識(食品、調理、食と環境、食文化)を学び、産業社会で繋がるフードビジネス(経営、経済、マネジメント、マーケティングなど)とフードサイエンス(食品科学・食品分析・官能評価など)の2つの領域から専門知識を学習。食の豊かさを形にするデザイン力を身につけて食産業界のスペシャリストとして、ビジネス界のジェネラリストとして活躍する人材を育成します。

対談
食科学部(仮称)教授
× 人間社会学部教授

異なる分野の
アプローチで考える
「食」から広がる学びと未来

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食科学科食デザイン専攻(仮称)
人間社会学部ビジネス社会学科の教授が
異なるアプローチで語る「食」。
それぞれの学科・専攻で得られる学びや
社会で活かせるスキルについて
お話しいただきました。

ビジネス社会学科

篠﨑先生
「食」は良いトピックですね。様々な学問分野からアプローチできます。人間社会学部の先生方に食に関する学生の取り組みについて聞いてみたら、面白い卒論のテーマが出てきました。例えば、「埼玉うどん」の普及を目指して、意識調査もフィールドワークも行い多面的に検証する研究や、言葉の説明や、食べ物の色、盛り付け方でおいしさの評価が変わるという研究です。会計学のゼミでは、カフェなどの同業企業の財務データを比較分析して卒論を書いた学生がいると聞いています。
杉山先生
面白いですね。食デザイン専攻でも「お皿などの食器の色や模様が食欲に与える影響」をテーマにしている先生がいます。私は食品ロスの対策に興味があるので、捨てられる食材を有効活用するための研究や摘果果実に含まれる有用成分などを研究しています。その他にも茸の軸の六次産業化を扱う先生、アレルギー対策の食品を研究している先生、介護食品や地域活性化商品の開発に関して研究している先生など、食に関して幅広く研究しています。
篠﨑先生
食デザイン専攻はスモールビジネス起業に力を入れている印象がありますね。
杉山先生
はい。将来スイーツショップやベーカリーの経営ができることも視野に入れ、小売店舗経営の基礎を学べるような科目を設置しています。また、必修科目を極力少なくしたので、卒業後の目標に合わせて履修する科目を選び、自分の学びをデザインできるのが特長です。経営系の科目の一つに「カフェ経営演習」があります。この科目では、企画から調理し販売するまでのプロセスを実践的に体験しながら、経営のスキルを身につけることができます。
篠﨑先生
人間社会学部には、ビジネスだけでなく、人や社会を知り、未来をデザインする素地を養う学びがあります。特長としては、1年次には心理学、社会学、経営学、経済学、法律学、統計学、コミュニケーション論などを幅広く学び、2年次で学科を選択します。企画や商品開発に興味がある学生はビジネス社会学科を選択しますが、起業を目指して入学する学生は多くはありません。起業に役立つ授業や会計スキルを身につける授業もありますが、食に限定せず、組織の中でプロジェクトを立ち上げ、事業を運営するイメージです。アイデアを実物化していく授業もあります。どの業界でも活躍できる人材育成を目指しており、状況を把握する統計分析をはじめ、組織マネジメントやリーダーシップ、ビジネスコミュニケーションなど、様々な場面で役立つスキルを学ぶことができます。
杉山先生
食デザイン専攻の専門は「食」ですので、学んだ知識を活かして食業界で活躍してほしいという思いはありますが、学生はさまざまな業界への進路を考えています。そのため、多分野の店舗経営でも活かせる経営に必要なコミュニケーション、リーダーシップを学べる科目も用意しています。また、会計・簿記やファイナンス入門といったお金に関する科目も開設し、経営者の視点を理解しつつ商品開発ができる人材を多く輩出したいと考えています。
今の日本は超高齢社会で、安心・安全で、健康を保つ機能性食品の需要が高まっています。それらのニーズに応えるために、食品の成分にかかわる理系科目はとても重要です。さらに加工や調理なども商品開発には欠かせない学びです。これらに加え、経営的な視点を強化することで、将来、学生のみなさんが幅広い分野で活躍できる力を身につけられるよう支援していきます。
篠﨑先生
人間社会学部の中には、東南アジアの文化を理解する際に、熱帯地域の食材と食について学んだり、科学技術と社会的受容という観点から、遺伝子組み換え技術やゲノム編集食品などについて考えたりする授業があります。また、エシカル消費について学ぶ授業もあります。これらは一例ですが、多様な学びを通して、食の安心・安全に関して多面的に評価、検討することができるようになります。 本学の学生に人気のある、カンボジアでのグローバルインターンシップでは、販売するものの企画から販売戦略まで考えるようなものとなっており、食デザイン専攻と人間社会学部の知識を融合した実践の機会となっています。
杉山先生
そうですね。今後はグローバルインターンシップ以外にも人間社会学部と食デザイン専攻の学生が交流できる場をもっと増やしていけたらと考えています。まずは、オープン講座を同時開講したり、協同で社会連携活動に取り組めればと思っています。異なる分野を専攻する学生同士だからこそ出る意見も、双方の学生にとって良い刺激になりますね。
全学プログラム
グローバルインターンシップ
海外の現地企業で就業経験を積むグローバルインターンシップはアメリカのテーマパーク、カンボジアのカレー販売など、国も職種も豊富で、自身のキャリア選択にも役立ちます。

人間社会学部と協働プロジェクト

食品開発×
「プールサイドで食べたい映えるメニュー」をテーマに人間社会学部(ビジネス社会学科)の学生がメニュー提案を行い、食生活学科の学生が商品化に向けたレシピを作りました。市場調査から、レシピの提案、ネーミングなど商品開発の一連のプロセスを経験しました。渋谷キャンパスと連携することにより、高いセンスの「食ビジネス」を実現します。
取得可能な資格
高等学校教諭一種免許状(家庭)/中学校教諭一種免許状(家庭)/司書教諭(要教員免許)/社会福祉主事(任用資格)/食品衛生監視員(任用資格)/食品衛生管理者(任用資格)/フードスペシャリスト受験資格
取得支援資格
NR・サプリメントアドバイザー
学びのTOPICS
カフェ経営演習
自分たちで考案したメニューを実際に販売します。経営の先生による採算面の指導や、食物や調理の先生指導の調理実習を経て、実際のカフェ経営を体験してスキルを高めます。
フードマーケティング演習
食品の開発に必要なフードマーケティングを実習します。チームを組み、提示されたテーマについて消費者調査を実施、立案した企画に基づき試作を行っていく中で、商品開発のポイントを学びます。
想定される将来像

食の知識とビジネススキルを活かして食品開発から販売まで様々な食にまつわる分野への就職を目指せます。また経営から商品開発まで一貫して行うため、起業や独立も可能に。

職種別 就職先(2024年3月卒業)
主な就職先 過去3カ年

株式会社紀文食品/株式会社シャトレーゼ/株式会社中村屋/株式会社ヤクルト本社/ケンコーマヨネーズ株式会社/キスコフーズ株式会社/山崎製パン株式会社/井村屋株式会社/株式会社内田洋行ビジネスエキスパート/エームサービス株式会社/エム・ユー・センターサービス東京株式会社/イオンフードサプライ株式会社/シダックス株式会社/日本生命保険相互会社/三条信用金庫/株式会社久世/株式会社ファミリーマート

※食生活科学科 食物科学専攻の2024年3月卒業生実績

MESSAGES
from Graduates ※旧学科・専攻の卒業生となります。
大学での充実した学びや経験が礎となり
仕事に役立っていると感じる日々

製パンメーカーに就職し、自社製品やコンビニなどのプライベートブランドの製品のパンに使用される惣菜やフィリングを作っている部署に所属しています。食品メーカーで開発に携わる仕事がしたいと思い、食を知識だけでなく実践的に幅広く捉えられる食物科学専攻を志望しました。専門フードスペシャリスト資格を取るなど資格取得にも励み、4年間の学びや経験は、現在の仕事の基盤となっていると思います。

山崎製パン株式会社 勤務
生活科学部 食生活科学科 食物科学専攻
(2026年4月より 食科学部 食科学科 食デザイン専攻)
2024年3月卒業
(千葉県 県立国分高等学校出身)
メニュー考案や栄養価計算など
さまざまな業務に大学での学びがつながる

商品の企画に携わることができ、お客様の反応が直接わかる食品メーカーに就職しました。現在は営業職として、主に店舗での売り場提案や顧客本部での自社商品の提案を行っています。自社商品でアレンジメニューを作って商談に臨んだり、資料作成時に栄養価計算を行ったりすることがあるため、大学での授業内容やフードスペシャリスト資格の学びが日々の活動に生かされていると感じます。

株式会社紀文食品 勤務
生活科学部 食生活科学科 食物科学専攻
(2026年4月より 食科学部 食科学科 食デザイン専攻)
2023年3月卒業
(神奈川県 川崎市立橘高等学校出身)

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